計算用紙のまとめ方の例

簿記検定には,大抵B4又はB5の計算用紙が配布されますが,解答時間を手っ取り早く短縮するには,この計算用紙を効率よくまとめる方法をお勧めします。

まず,計算用紙(B4用紙)を半分に折ります。その半面を仕訳用に,もう半面を計算用に使用します。B5用紙の場合は問題用紙の余白等を計算に使ってください。

仕訳欄には,縦に数本線を引き,線の左は借方,右は貸方を記入します。
こうして仕訳をまとめておけば集計する際に時間の短縮になります。

計算用紙の使用例
次に勘定科目を省略します。
右に私が普段使っている勘定科目の省略例を示しておきますので参考にしてください。(要は自分が解ればいいんです)注意しておきますが,解答用紙に勘定科目を記入する場合は間違って省略した科目を書かない様に注意してください。(私はよく,してしまいそうになります。)
勘定科目の省略例
最後に集計について説明します。
例えば現金勘定を集計するとします,まず計算用紙に記入されている現金勘定の借方のものだけを探して加算し,次に貸方のものを減算します。
加算・減算を分けることで,作業をより単純にすることが出来るので集計間違 いを少しでも防ぐことができるでしょう。
この際に集計した科目は必ずチェックして下さい。集計する科目が進めば進むほど科目を探す手間が省けますし,見直しの際に集計忘れ等を比較的簡単に発見できます。
基本的に全ての処理を仕訳する必要はありません。計算欄から直接解答用紙に記入できるものについては省略しても良いでしょう。しかし,中にはその他の処理に影響が出るものもあるので注意して下さい。(例えば売掛金の含まれる仕訳を省略すると貸倒引当金に影響が出てしまう。)
勘定科目のチェック例