三分法の例題(その1)※原価率が与えられている問題
(資料)
1.一般販売の原価率80%
  委託販売:一般販売の10%増し
  未着品販売:一般販売の10%引き
2.期首積送品:4,000円
  期首未着品:8,000円
3.委託販売は期末一括法で処理している。
4.未着品販売はその都度法で処理している。
計算例
勘定の流れで説明したとおり,借方原価の合計額をP/L上の期首商品と当期仕入の合計額に記入します。
資料から,期首商品(繰越商品30,000円,積送品4,000円,未着品8,000円)42,000円を求めP/Lに記入し,差額で当期仕入を求めます。
売上原価をそれぞれ計算します。
計算は左の図の通りです。
期末商品をそれぞれ計算します。
積送品は期末一括法ですので借方にある積送品勘定45,000円から積送品の売上原価40,000円をマイナスすると期末積送品の金額5,000円となります。
未着品はその都度法ですので借方にある未着品勘定10,000円が期末未着品の金額です。
最後に期末手許商品ですが,貸借差額で計算します。